家族の絆を支えた赤いチェロキー

1999年式のクライスラー、JEEPチェロキー。
子供が産まれる前にチャイルドシートを積んでも狭くならない車を探していた私たち夫婦の目に留まったチリペッパーレッドのゴツめのボディ。

一目惚れでした。燃費は最悪でガソリンをぶちまけて走ってるようなもの。
不具合は多い、バッテリーはよく上がるし、エンジンがかからずレッカーで運ばれること年に3回。
修理に出すたびに「もうダメかもね。」と言われましたが、6年間もの間、私たちの大切な家族でいてくれました。

キャンプには何回も行きました。北海道の峠を何度も越えてくれました。
ショッピングセンター駐車場に置かれている姿は他のどの車よりもステキでした。
長男が6歳、次男が4歳になった夏。どうしても車検が通らずにさよならしました。

最後の日、ピカピカに磨いた赤いボディのボンネットに家族4人で乗って記念撮影をしました。
あれから2台の車を乗り換えましたが今でも大切な思い出です。一緒に撮った写真はずっとリビングに飾られています。